啓発活動の記録

啓発活動

1)講演会と無料検診

日本緑内障学会の啓発活動は、2008年までは、各地の活動のみで、公式事業としての活動は、2008年に世界緑内障連盟(World Glaucoma Association、WGA)と世界緑内障患者連盟(World Glaucoma Patients Association, WGPA)が、3月にWorld Glaucoma Day(3月6日)を定め、世界的な啓発活動を開始した時に始まる。
World Glaucoma Dayは、次年度から活動の幅を広げるためWorld Glaucoma Week(WGW、世界緑内障週間)として3月12日を含む1週間となった。これを受けて、初年度より、東京と多治見での市民公開講座と多治見市において無料検診を実施した。以後、東京では、日本緑内障学会・緑内障フレンドネットワークの協力のもとに、講演会を継続している。大阪では、緑内障フレンドネットワークによる講演会が過去に2回開催された。多治見市では、多治見スタディ以来、自治体との共催事業として啓発活動と無料検診を継続した。

第1回市民公開講座 新家理事長

第1回市民公開講 演者 鈴木康之先生

WGAではロゴマークが年々変更になるが、日本緑内障学会では、独自のWGW活動のロゴマークを2014年に決定し一貫性を持った啓発活動をしている。

市民公開講座は、WGWの期間だけではなく、2010年第21回日本緑内障学会学術集会から、学術集会の最終日に実施されるようになり、以後、各学術集会で継続している。

学術集会時の市民公開講座

 
イベント内容 テーマ 講師 場所 主催・後援等会長
2010 市民公開講座 緑内障への挑戦 アクロス福岡 第21回日本緑内障学会 田原昭彦
緑内障ーどう攻略するか疫学調査で見えてきたもの 田原昭彦(産業医大)
澤口昭一(琉球大)
2011 市民公開講座 岩手県被災地診療における緑内障診療 後藤恭孝
(岩手医大)
秋田アトリオン 第22回日本緑内障学会 吉冨健志
緑内障診療の新しい流れ 吉冨健志(秋田大)
吉本弘志
(秋田県眼科医会)
音楽ホール 秋田県眼科医会
GFN
2012 市民公開講座 緑内障診断編
緑内障治療編
杉山和久(金沢大)
稲谷 大(福井大)
石川県立音楽堂 第23回日本緑内障学会
望月雄二
(石川県眼科医会)
奥村 忠
(福井県眼科医会)
2013 市民公開講座 忍び寄る緑内障、早期発見できる?家族が緑内障と診断されたら 鈴村博隆
(すずむら眼科)
吉川啓司
(吉川眼科クリニック)
京王プラザホテル新宿 第24回日本緑内障学会 富田剛司
戸張畿生
(表参道内科眼科)
2014 市民公開講座 緑内障と上手に付き合うために 大鳥安正
(国立大阪医療センター)
森 和彦(京都府立医大)
大阪国際会議場 第25回日本緑内障学会 松本長太
緑内障と言われたけれどどういう意味?どうすればいい? 松本長太(近畿大)
2015 市民公開講座 緑内障Q&A 山本哲也 ウインク愛知 第26回日本緑内障学会 岩瀬愛子
基本講演と事前アンケートの回答含 岩瀬愛子 GFN・愛知県
2016 市民公開講座 見え方を助けるLED照明 半田知也
(北里大医療衛生学部)
パシフィコ横浜 日本緑内障学会 庄司信行
眼から考える交通安全 川守田拓志
(北里大医療衛生部)
庄司信行
GFN
2017 市民公開講座 高齢化社会のヘルスケア 広島県民文化センター多目的ホール 第28回
日本緑内障学会
木内良明
高齢化社会をむかえた眼の病気 木内良明(広島大) 中国新聞社・GFN
高齢化社会をむかえた日本の未来 弘兼憲史(漫画家)
2018 市民公開講座 もっと知ろう!眼の健康 中山徹
(新潟県眼科医会)
福地健郎(新潟大)
朱鷺メッセ 第29回日本緑内障学会 福地健郎
視覚の不思議とよくある眼の病気 後藤浩(東京医科大) 新潟県眼科医会 
緑内障!白内障とは大違い! 相原一(東京大) 新潟県医師会
GFN
2019 市民公開講座 高齢者に多い疾患
-白内障と緑内障-
久保田敏昭(大分大) ホテル日航熊本 第30回日本緑内障学会 谷原秀信
2020 市民公開講座 網膜色素変性と緑内障網膜色素変性とその治療法開発緑内障どうしよう 久保田敏昭(大分大)
大藪由布子
(大分県眼科医会会長)
オンライン開催 第31回
日本緑内障学会
久保田敏昭
池田康博(宮崎大)
木内良明(広島大)
大分県眼科医会
大分県
大分市
大分県医師会
大分県社会福祉協議会
大分市福祉協議会
大分合同新聞・GFN

2)ライトアップinグリーン運動

2015年(平成27年)の第26回日本緑内障学会学術集会を前に、同学術集会の市民啓発活動企画として、同年3月の世界緑内障週間と9月の学術集会開催日に「ライトアップinグリーン」として、緑の光を使用した施設のライトアップ(多治見市役所駅北庁舎と名古屋テレビ塔の2箇所)を行った。運動に賛同した緑内障フレンドネットワークの事業としても、世界緑内障週間のみ、札幌テレビ塔、虎ノ門ヒルズ、通天閣の3か所もライトアップされた。この「ライトアップinグリーン」運動を、翌年からは、日本緑内障学会の公式事業として継続することが同学術集会時(2015年)の日本緑内障学会評議員会で議決され、「ライトアップinグリーン実行委員会」が設置された。活動開始後、2017年(平成29年)に、日本緑内障学会の会則も変更され、事業内容として、1.機関誌の発行 2.学術集会の開催 3.研究支援 4.啓発活動 5.その他の事となり、啓発活動が会則としても確定した。
「ライトアップinグリーン」運動のキーワードは、「早期発見」「継続」「希望」とした。 ライトアップinグリーン運動は、当初、公共施設やランドマーク的建物のみとされていたが、診療所や病院、さらに、その他の施設も対象とし、年々参加施設が増えている。 世界緑内障連盟(WGA)もWGWの模範事業として、Webなどで他の国にも推奨し、2022年の時点で、他の国のGlaucoma Society主催の“Light Up in Green”や、施設単独での実施例も増えて来ている。

公共施設のライトアップ例

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