1.目的
緑内障は日本における中途失明原因の上位疾患である。しかし、患者数などの実態については、身体障害者手帳の発行時の申請内容、病院統計などをはじめ、種々の臨床的な統計やさまざまな調査による緑内障患者数の報告はあるものの、「緑内障の有病率」を国際的に認知されているレベルで、科学的(疫学的、緑内障学的)に算出した報告はこの調査までなかった。日本緑内障学会は、疫学的手法に基づいた大規模な緑内障の疫学調査を計画し、年間を通じて検診が可能であること、該当地域に専門医がいること、自治体の協力が得られること、交通の便などの理由で、「岐阜県多治見市」で実施した。
- 実施機関
- 日本緑内障学会・多治見市
- 実施期間
- 平成12年9月~平成13年10月
- 後援団体
- 財団法人日本眼科学会・社団法人日本眼科医会・財団法人日本失明予防協会・多治見市医師会・東濃地域保健所