緊急時の緑内障治療について

このページの資料は、2011年3月11日に起きた東日本大震災時に作成したものです。
日本緑内障学会では、地震発生後2011年3月30日から緊急時の緑内障の治療についての注意事項などをホームページなどで情報発信していましたが、日々更新し下記は最終バージョンです。
今後、なんらかの緊急事態時の参考になればと、ここに資料を保存します。
1は患者さんに向けて、2は医師向けの資料です。
3については、2011年3月の時点での日本で発売されている主な点眼薬について可能な限りの画像を集めましたが、時間経過とともに情報が古くなっていきます。このため、お願いをして眼科用剤協会で年に1度最新の点眼薬情報をまとめてもらうことになりました。
点眼薬などの確認につきましては日本眼科用剤協会HPで最新の情報をご確認ください。

「あなたの目薬はこの中にありますか?」の更新について

東日本大震災の際に日本緑内障学会では、緊急時の緑内障患者さんのための治療法などをまとめた「緊急時の緑内障治療について」を発信しました。
この中で、「あなたの目薬はこの中にありますか?」という資料は、投薬記録やお薬手帳などが無くなってしまった場合に、「写真のリストがあれば患者さんが使用していた薬剤がわかりやすいのではないか?」と考え作成されたものです。
まずは、緑内障の先発品から日々更新していき最終的には当時の薬価基準収載薬剤で通常外来で使用されているものを網羅しました。
こうしたリストは常に最新情報が望ましいのですが、国内で使用される薬剤はジェネリック医薬品も含め日々変化しており、なかなかその作業は簡単ではありません。
しかし、大変ありがたいことに、翌年より、日本眼科用剤協会のご厚意により、協会会員各社・眼科用剤製造販売各社のご協力を頂いて、一年に一度最新情報版に更新していただけることになりました。
この情報は、日本眼科用剤協会のWebで公開していただいています。
http://gankayozai.jp/list/index.html

毎年4月1日時点で薬価基準に収載されている薬剤から、公開時までに経過措置期間が終了したものを除いた品目を、「緑内障治療」「抗菌・抗ウイルス」「副腎皮質ステロイド」「非ステロイド性抗炎症」「ドライアイ・角膜治療」「抗アレルギー」「白内障・眼精疲労・その他」の順に用途ごとに分類し、一般名、商品名、先発品・後発品の区別も併せて記載されています。
作業をしていただいております眼科用剤協会の広報部の方、また、協会会員各社および眼科用剤製造販売各社に厚く御礼申し上げます。
緊急事態は、本当は起こってほしくはないですが、この情報は、緊急時だけではなく、通常の臨床にも本当に貴重なものと思います。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。感謝を込めて、ここにリンクさせていただきます。

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