緑内障を治療中の皆様へ

新型コロナウイルスの感染症に対して、感染予防に注意が必要な時期が続いております。
いろんな環境があるかと思いますが、外出することや医療機関への受診を避けるあまり、緑内障の治療が中断されてしまっている方があることがわかりました。

治療の中断は将来の視機能に影響します

緑内障の治療中の方で一番大事なことは、治療の継続です。
もともと自覚症状の少ない病気ですから、点眼しなくても、自覚症状に変化はあまりありません。特に、複数の点眼薬のうち、一つが無くなってしまっていても、他の薬があるからと考える方もあるようですが、それぞれの薬が処方されている理由があるはずですので、そのままにしてはいけません。それぞれの方の検査結果をもとに、最良と思われる処方がされているはずですので、今、治療を中断することは、今後の病気の進行に大きく影響します。
主治医とよく連絡を取って、受診できなくても治療が中断しないようにしてください。
場合によっては、オンライン診療で処方箋が発行できる場合もありますので、よくご相談ください。

点眼の前後には「手洗い」をしてください。

通常の時期もそうですが、新型コロナウイルス感染症の予防には、点眼の前後の「手洗い」やアルコール等による手指消毒を必ずしてください。
ウイルスが付いたところを触った手で眼に触ると眼から感染する可能性があるからです。
また、点眼のあと眼に触った手で、他の場所を触ると、万一自分が感染していると人にうつすことになります。特にこの時期には、眼を触らない、こすらない、手を洗うということを心がけましょう。

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