役員(任期:2024年4月1日~2026年3月31日)
- 理事長
- 庄司 信行
- 理事
-
- 相原 一
- 稲谷 大
- 井上 俊洋
- 柏木 賢治
- 栗本 康夫
- 谷戸 正樹
- 中澤 徹
- 中野 匡
- 中村 誠
- 東出 朋巳
- 福地 健郎
- 本庄 恵
- 三木 篤也
- 森 和彦
- 監 事
-
- 大鳥 安正
- 北岡 康史
東京大学眼科の相原です。主として薬物治療、手術治療の臨床と生理活性脂質を主眼に置いた眼圧制御機構、瘢痕抑制、各種緑内障病型病態解明、動物モデル開発と解析、に関する基礎研究を行ってきました。緑内障学会理事の一員として、国際プレゼンス向上委員会を始め、予算運営委員会、診療実態調査委員会を務めさせて頂きます。4年の理事長任期を終え、庄司理事長を始め、学会をサポートしていきたいと思っております。
学術推進委員会の委員長を務めております稲谷大です。当委員会では、緑内障研究者の皆様への研究予算支援、緑内障基礎研究の推進、および国際共同研究の促進に取り組んでおります。これらの取り組みを通じて、緑内障の新たな治療法や手術法の開発を推進し、患者の皆様の生活の質の向上を目指します。また、日本緑内障学会の研究プロジェクト推進事業の一環として、緑内障インプラント研究を担当しております。研究者の皆様が自由に創造力を発揮し、革新的なアイデアを追求できるよう、今後も様々な支援を提供します。
情報発信委員会の委員長を拝命しております。主にウェブサイトの担当ということになるかと思いますが、これまで蓄積されてきた情報に加え、新しい企画をサイト上に反映させるとともに、ニューズレターなどの新しい試みも理事長、啓発活動委員会、学術委員会等と連携しながら、正しく役に立つ最新の情報をみなさまに伝えてまいりたいと思います。そして、緑内障患者さんの明るい未来のために、診療、教育、研究に励んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
山梨大学眼科学教室の柏木賢治です。現在、日本緑内障学会の緑内障ビッグデータAI活用委員会と緑内障遺伝子研究会で活動しています。生涯管理が必要な緑内障において重要なことは、緑内障診療を通じて収集された診療データと先端研究のトランスレーショナルリサーチを融合させることで、患者さん一人ひとりに適切な医療を提供し、緑内障診療全体をより良いものにしていくことだと考えています。緑内障によってQOLが低下してしまう患者さんを一人でも減らせるように取り組んでいきたいと思います。
神戸アイセンター病院の栗本康夫です。日本緑内障学会理事の一員として予算運営委員長と国際プレゼンス向上委員(APAO担当)を拝命しております。長年にわたって緑内障の診療と臨床研究に携わって参りましたが、特に本来は‘治せる緑内障’である原発閉塞緑内障の病態解明と治療を専門にしております。また、iPS細胞による網膜再生治療開発にも従事しており、現在の対象は網膜外層ですが、いずれは緑内障の本態である網膜神経節細胞の治療まで臨床研究を押し進めてゆきたいと考えています。
啓活動委員会の一員として,Light-up in Green運動の委員長をしています。本運動は2015年に5ヵ所で始まりました。現在は,運動の輪が拡がり,1500ヵ所を越える公共施設,医療機関などが参加する大規模な運動になりました。緑内障による視覚障害を少しでも減らすために「早期発見・継続・希望」のメッセージを多くの人に届けたいと思っています。
現在、日本緑内障学会の理事として、広報活動とゲノム研究を主に担当しております。緑内障は現在失明原因の40%を占めており、緑内障による失明を防ぐためには、遺伝的背景と生活習慣、日常診療の検査データを集め、病態解明から創薬に向け研究活動を行う必要があります。日本緑内障学会では、多施設の緑内障関連遺伝子研究班を組織し、日本人に特異的な遺伝子異常の探索やメカニズム解明など多くの成果をあげております。これらの成果を、世界に、また国内の若手医師に向けて発信することも重要であると考えております。
啓発活動委員会の委員長を務めています。緑内障は自覚症状が乏しく、多くの患者さんが罹患に気づかないまま生活を続けています。当委員会では、早期診断の重要性を広く伝えるとともに、啓発活動を通じて患者さん、医療従事者、地域社会との連携を強化し、緑内障と診断された方が迅速に適切な治療を受けられる環境の整備を推進してまいります。皆さまのご支援をいただきながら、学会としての使命を果たしていく所存です。
緑内障性視神経症の病態解明と治療法の創出を目標にtranslational researchと臨床研究を行ってきました。現在、メトホルミンの神経保護効果の基礎・臨床研究に注力しています。緑内障学会理事の一員として、緑内障治療レジストリ推進委員長ならびに学術推進委員を務めています。緑内障診療ガイドラインの改定に向けたエビデンス構築に尽力致します。
金沢大学眼科の東出と申します。この度、日本緑内障学会の理事を拝命いたしました。学会機関誌「緑内障」の編集担当とプロジェクト推進のPREGLASSなどの研究を担当させたいただくことになりました。本学会の更なる発展のために努力してまいる所存でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
引き続き診療実態調査委委員会の委員長を務めています。相原理事長の2期4年の間に、診療実態に関するアンケート調査を計3回、6つのテーマについて行いました。日本緑内障学会は、診療ガイドラインによって現在の日本国内における標準的な緑内障診療について示しています。それに対して、臨床の現場ではどのように対応しているかを知る良い機会になりました。私の理事としての活動も今期が最後になります。今後も、臨床の現場と学会をつなぐ立場として、活動していきたいと思っています。
東京大学医学部眼科学教室の本庄です。緑内障専門医として診療、手術、研究に携わってきましたが、特に緑内障治療薬の開発・緑内障病態の解析・緑内障手術を主な研究分野としています。緑内障学会理事の一員として社会保険委員会委員長、国際プレゼンス向上委員を拝命しています。よりよい緑内障診療を患者様に還元すること、そして国際交流を深めるなかで、わが国の緑内障研究を促進していくことを目標に、微力ではありますが努力したいと思います。
愛知医科大学眼科学講座、近視進行抑制寄附講座の三木と申します。私は緑内障専門医として診療、手術、研究に携わって参りました。研究面では、画像診断、生体力学、緑内障手術を主な研究分野としております。緑内障学会理事の一員としては、社会保険委員会副委員長、ビッグデータAI活用委員会副委員長、国際プレゼンス向上委員を拝命しております。これらの活動を通じて、日本の緑内障の国際プレゼンスを高めるとともに、専門医同士でのコミュニケーション、とくに若い先生方のコミュニケーションを促進することを目標として、微力ながら努めていく所存です。
バプテスト眼科長岡京クリニック・京都府立医科大学眼科学教室の森と申します。本年度より理事を拝命いたしました。緑内障専門医として診療、手術、研究に携わり、手術用隅角鏡の開発を介して緑内障手術の普及に努めています。理事の一員として、APGS担当理事、ビッグデータAI活用委員、国際プレゼンス向上委員を務めさせて頂きます。これらの活動を通じ、特にアジア太平洋地域での日本の緑内障学会の国際プレゼンスを高めるとともに、最先端のよりよい医療を日本の緑内障患者に還元すべく微力ながら努めていく所存です。