ライトアップinグリーン運動を行う理由
世界緑内障週間で、「ライトアップinグリーン運動」を各地で実施いたします。
この運動は、「緑内障の早期発見」・「継続治療」・「希望」をメッセージとして5年前から実施してきています。
ライトアップは、そこに多くの人が集まるイベントではありませんが、このような時期に実施するかどうかについては、日本緑内障学会では再検討をし、実施することにしました。
災害などで治療を中断してしまい、内科の薬は継続できたけれども点眼はそのまま長期忘れていて、かなり進行してしまった例が過去何例もあります。
どんな病気も、なろうと思ってなる人はなく、周りの支えが必要です。医療を担当するものや、家族や仲間と一緒に、希望をもって頑張れたらという気持ちは大切かと思います。
「ライトアップinグリーン運動」の緑の光は、そばに見に来てくださいと言っているのではありません。遠くに見える、緑の光を見たら、治療の継続が大切であること、みんなで希望をもって頑張ろうという光だと思っていただければと思います。
これが実施を決めた理由です。
なお、同時に予定されていた人を集める可能性のある講演会などのイベントについては、公式なものは中止し、自主的にこの運動に参加していただいている方にも、個別に連絡して中止していただけるようにお伝えいたしております。
2020年3月
日本緑内障学会