日本緑内障学会の事業内容

須田賞
(須田記念緑内障治療研究奨励基金)

緑内障研究奨励「須田記念緑内障治療研究奨励基金」について

公益信託須田記念緑内障治療研究奨励基金は、緑内障研究に生涯を捧げた故須田経宇熊本大学名誉教授が日本緑内障学会の前身である緑内障研究会の会長を退くにあたり、緑内障の研究と診療の発展を目的に、昭和62年(1987年)に本邦における優れた緑内障研究に対して助成を行うことを目的に須田経宇本人及び井上洋一等熊本大学眼科学教室門下生が私財を投じて設立されたものです。当初、熊本大学眼科学教室門下生の拠出金によるところが大きかった基金も、その後多くの方々よりの寄付により拡大充実しており、平成3年(1981年)に認定特定公益信託として、認定されています。

当基金の助成金は、日本緑内障学会では最も歴史と名誉ある「須田賞」として広く知られており、緑内障学会会員の若手眼科医師の登竜門となっています。昭和62年(1987年)から平成6年度(1994年)までは毎年1~2課題、平成7年度(1995年)からは毎年2~3課題が選ばれています。助成は緑内障に関する研究全般を対象とし、眼科関係医学誌に募集広告を掲載し、日本緑内障学会評議員・大学教授に推薦を依頼していますが、自薦も可です。当該年度(1~12月)に申請された課題を対象として、研究計画が優れたものであり、かつ研究者の実績等に照らし優れた成果が期待できること等を勘案して、運営委員会において毎年度1~3件の研究課題が助成対象として選考決定されてきました。

助成対象者は次年度の日本緑内障学会総会の場や学会誌に公表されます。又日本緑内障学会総会では須田経宇先生の名前を冠した須田記念講演が毎年の総会の最終日に、その年の学会の最も重要且つ名誉ある講演として行われています。

昭和3年 東京帝国大学医学部卒業
昭和6年 新潟大学医学部助教授
昭和11年 帝国女子医専教授
昭和22年 熊本大学医学部教授
昭和44年 熊本大学医学部教授退官、緑内障クリニック開設
昭和48年 勲二等瑞宝章受勲
昭和62年 公益信託須田記念緑内障治療研究奨励基金設立
昭和63年9月24日没

運営委員及び委員長(令和7年度)
新家 眞、岩瀬 愛子、山本 哲也、杉山 和久、福地 健郎、谷原 秀信

歴代運営委員及び委員長
大坪 正美、行徳 勝明、布田 龍佑、北澤 克明、湖崎 弘、桜井 とき、岩田 和雄、東 郁郎、塚原 重雄、三嶋 弘、阿部 春樹、根木 昭、宇治 幸隆

信託管理人
井上 立州
前信託管理人
井上 洋一

事務局
オリンピアクリニック井上眼科
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-35-3
Tel:03-3400-3215 Fax:03-3400-8595
Mail:hisho@olympia.net (問い合わせ先として)

基金受託者
三井住友信託銀行個人資産受託業務部 公益信託チーム
〒105-8574 東京都港区芝3-33-1
Tel:03-5232-8910 Fax:03-5232-8919

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